仕事バックれた Nothing is

幸か不幸か社会不適合者増加

深夜徘徊のすすめ

こんにちは。仕事バックれたサイトーです。色々考えることがありまして、ブログの更新が止まっていました。これからは気負わずにゆっくり更新していきたいと思います。

 

突然ですが、好きなことや趣味を皆さんはお持ちでしょうか。私に関して言えば、これまでの人生で一貫してやってきた趣味とかいう類のものはありません。これは残念なことだと私は思います。

 

ただ、私にも好きなことは色々とあります。その一つが深夜徘徊です。

 

深夜徘徊。もしかしたら聞きなれない単語かもしれませんね。

でも、意味は読んだそのままです。

あてもなく、ただ誰もいない、寒くて暗い道を歩くのです。

共に道を行く人は、いても良いし、いなくても良いです。

どちらにも違った楽しさがあります。

 

不審者には注意してください。

そして、あなたも不審者の一人だということにも注意してください。

 

なぜ、深夜徘徊を始めたのか。

私が深夜徘徊をするようになったのは、高校を卒業して、大学に行くでも働くでもなく、ただ寝て食べて起きる生活を始めた頃でした。

その頃は、とにかく毎日が不安な時期でした。

帰属する場所もなかったですし、これから自分が何をするべきなのか決めあぐねていた時期でした。

高校まではある程度進路が決められているので、私たちはそこに向かって努力するだけで良いのです。

しかし、高校を卒業すると選択肢が増えすぎて、自由すぎて、逆に不自由になってしまいます。どうすれば後悔なく、最も“良い”人生を送ることができるか?そのことが、その時の私にとっての最も重要な命題であったのです。

当然無職の人間が昼間から堂々と散歩することはできませんでした。周りの目が怖かったからです。帰属する場所がないというのは恐ろしいことです。

例えば私が大学生だとか、社会人であれば人目を気にせず歩けたでしょう。しかし、当時の私は昼間から若者が目的もなく歩いていたら周りはどう思うだろうか、とそのことばかりが気になっていました。

そこで深夜徘徊です。

話が遠回りになってしまい申し訳ないです。

しかし、今当時の私と同じような境遇にある人に共感して頂けたら嬉しいなと思いこのように長々と書いてしまいました。


深夜なら人の目はありません。

照りつける日の光もありません。

いわば、深夜は我々社会不適合者に残された唯一の不可侵聖域なのです。

社会適合者はその時間次の日に備えて寝ています。それは、私たちの、私たちによる、私たちのための世界なのです。


深夜にも信号は光っていることをご存知でしょうか。深夜にも街灯の光は灯っていることをご存知でしょうか。深夜に歩けば、街の信号も、道路も、冷たい空気も、虫の声も、全て独り占めすることができるのです。そこでは全ての物事が自分だけのために存在しているのです。普段は、誰からも相手にされない自分だけのために。

 

深夜徘徊、しよう!